地裁「ぶつかる可能性は低く故意とは言えない」家族との口論でキレて12階から自転車を投げ女性に重傷を負わせた被告に執行猶予
泉谷直樹被告(26)は去年、堺市の府営住宅で12階から自転車を投げ落とし、下にいた女性(当時76)に大けがをさせた傷害の罪に問われています。
裁判で被告側は「家族と口論になった怒りで自転車を投げたが下を見ておらず、故意にけがをさせてはいない」として、重過失傷害罪にとどまると主張していました。
判決で大阪地裁堺支部は、「無作為に投げてぶつかる可能性は相当低く、故意があるとは言えない」として重過失傷害を認定。
その一方で「背骨が折れるなど女性の被害は軽視できない」として、懲役1年6か月執行猶予3年を言い渡しました。