コトメは私もビックリする位の腐女子。ある日コトメが「嫁ちゃんさぁ！昔コスやってたんでしょ！衣装貸して！」とどうしても引き下がらない。着れる訳ないのを分かって貸した結果→

全部お断りさせてもらってる上、妊娠時からコミケには私は行っていません。
多少欲しい本とかはありますので、夫に買ってきて貰っています。
それに、子供を連れてコミケなんて、危険極まりないですよ。
その説明を何度もしてるのに、ニヤニヤ笑って
「えぇ～でもぉ～」
と、スルーされます。 

いい加減疲れましたので、
そういう話題が出たらガン無視の方向で対応していました。

が、先々月の話なんですが。
トメ（私と仲は良いです）の誘いで、食事をするので、トメを迎えに行ったらコトメがいました。
コトメが、突然
「嫁ちゃんさぁ！昔コスやってたんでしょ？衣装あるんでしょ？貸してよ！」
とか言ってきやがりました。
何かのオンリーイベントで、その主人公の衣装を私が持ってるので、それを借りたいと。
やっぱり、思い出のある衣装しか今手元に置いてなかったので、誰であろうと貸せないと断りました。
しかし、それでも「やだ！貸してよ！」と引き下がらないコトメ。
トメも、
「よしなさい。貴方はそうやって何で人を困らせるの？」
って叱ってくれても効果なし。

「あーじゃあ、判りましたよ！」
と、「いいのよ！嫁ちゃん！そんなの！」と制止するトメを振り切って、
一旦家へ帰り、一着の衣装を持ってきました。
「どうぞ！」
と渡すと、コトメ凄く嬉しそうににんまりして、
「試着するわ！私が魅力的だからって覗かないでねっ！」
とか言って、和室へ。

ごめん、分割間違えました。4まであります。 

10分たっても、20分たっても出てきやしない。
「どうしたんですかっ！コトメちゃん！」
と勢い良くふすまを開けると、衣装を目の前に座り込んでるコトメが。
って言うか、衣装、ワンピース型なんですが端っこ破れてるんですが…？

「あっ！破りましたね！それ…凄く思い出の品なんで…
自作ですが、布にこだわって作成したので
10万いくかいかないかぐらいのだったんですが、破　り　ま　し　た　ね　！？」
と、どのぐらい思い出深く、どのぐらい布が高かったかを淡々と説明しました。
コトメ、凄い真っ青。
トメも、真っ赤になって怒って
「コトメ！だから言ったじゃないの！
あーもう貴方の給料からちゃんと嫁ちゃんに返すのよ！いいねっ！」
と、援護射撃してくれました。

で、トドメに
「コトメさん…こういっちゃなんですが…
私のワンピ入らないって相当、あー言葉選べないなあ。
デブって事ですよ？自覚してますか？それでコスプレしちゃうんですか？」
と言ったら、コトメしくしくと泣きながら和室に閉じこもっちゃいました。

コトメは大人しくなり、あれから2ヶ月たとうとしますが、会っても会話がなくなりました。
いやーあ、あの、ウザイ萌え語りを聞かなくていいなんて、せいせいしたっ！ 

実は、コトメが衣装を着れないの知ってて渡しました。
私の今の体型はデブってしまいましたが、当時はかなり細かったんです。
コトメは、90キロ台なんですよ…まあ、私はとりあえず50キロ台なんですが。
でも、私の体型を見て「私でもいける！」って思ったらしいんですよ、どうやら。
でも、当時の私は40キロ台前半だったんですよ。
で、貸した衣装は今またブームが来てる、ファ●ナルファ●タジー6の主人公の女の子。
ワンピース型で、シルエットが綺麗に見えるように、ギリギリに細く作っていました。
今の私が絶対に着れない位に…orz 

その衣装、本当に大好きなキャラだったので、予備に1枚余計にワンピースを作ってたんです。
で、もう既に着たおしてボロボロで少しつっついたら破れそうなほうのワンピを貸しました。
こうなるって事、とっくに予測できてましたのでｗ
実際、うま～～く破いてくれましたよ。

後、布が10万ってのは嘘です。
確かにこだわって高い布を使いましたが、破かれた方はせいぜい1万いくかいかないかです。
ワンピ一個犠牲にしちゃったけど、
もう一個の方が綺麗に出来て、こだわりも凄いので、後悔はしていません。

子供も結果的に守れましたしね。 

体重90ｋｇの巨漢●ィナか。
警察を呼ばれるレベル。

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