エリート新郎「ここが人生の節目だ。一度きりの人生、本当にやりたいことをやらないと!」→結婚式直前に相談もせずに退職!ちなみにやりたい事は・・・
新婦側友人として出席した式です。
新婦とは義務教育からの友人でかなり親しかったので
結婚が決まってから、私を含む仲間たちが余興や受付や二次会幹事を頼まれたり
連絡を密に取り合ってました。
それが、式の半月前になって急に連絡が取れなくなった。
新婦の仕事が激務なことは知っていたし、それまでの打ちあわせの積み重ねで
余興や受付は滞りなくできたんだけど、
当日行ってみたら、肝心の式と披露宴がすごく微妙な雰囲気でした。
なんでも新郎が式の直前、親にも新婦にも相談せず、勝手に退職してたらしい。
高校も大学もいいとこ出て、部活でもずっとキャプテン、
さわやかエリートでイヤミな人格で人気者な彼が美人の新婦と結婚し…と
誰もがうらやむ順風満帆な人生だったんだけど
なぜか彼は
「ここが人生の節目だ。一度きりの人生、本当にやりたいことをやらないと!」と
このタイミングで決心したんだそうだ。
彼が本当にやりたいこととは小説家。
でも一度も小説を書いたことはなく、読書も嫌いで、村上春樹すら読んだことがないそうです。
新婦も、新郎両親も慌てふためいて説得したが
もう仕事はやめてしまったあとだし(エリート公務員でした)
彼は頑として言うことを聞かなかったそうで、そのまま挙式→入籍になったそうです。
事情はあとから聞かされたので、当日はとにかく空気が微妙で皆戸惑うばかりでした。
新郎だけは異様にテンション高くて
「シャンペンタワーやりたいな!当日いきなりじゃダメなのかな!」とか言ってた。
入籍せずちょっと待った方が良かったんじゃ…と
助言できるもんならしたかった。
本当にやりたい事やるなら結婚するなよと思った。
責任感の無い男だなあ。
順風満帆過ぎて、自分に出来ないことなんてないと
勘違いしてるんだろうね。
挫折というものを知らない男と見た。
小説ならすぐ成功するだろうくらいの感覚なんだろう。今までが順調すぎて。
読む人が面白いとおもわなきゃいけないから、受験勉強なんかと全然違うのに。
楽そうに見えたのか?
「かっこいい」とか思っちゃったのかも。
エリート人生の中で、一般常識というか一般的な感覚を学ぶ機会はなかったんかいな。