正月は義実家に行くんだけど、そこで受ける嫁いびりにもう限界。夫は庇ってくれないので自分で義実家への制裁を考えた。レコーダー、ビデオカメラ、緑の紙を準備して義実家へ向かう→

ご飯食べられない、居間にも入れない、
初詣その他は置いてきぼり。
ひとりで留守番させておいて
「ワシの財布がなくなった！」
などと勝手な疑惑をかける
（財布は持ってったのではと言い返すと生意気と言われる）

一年目は唖然としつつ我慢した。
二年目はレコーダーとビデオカメラ持っていった。
今年は緑の紙も持参した上で、大変豪華な御節を作った。
……わさびとからしのチューブ3本ずつ投入して。

熱燗は煮えたぎらせ、
餅は雑煮の中で溶かした。もはや具と同化。
数の子は甘く煮た。黒豆は砂糖まるまる入れた。

当然親戚ウトメ夫から
「なんて嫁だ！」と非難轟々だったけど、
夫に静かに
「じゃ、縁きりましょうか。夫婦なんて所詮他人だし」と
緑の紙見せたら真っ青になってた。

台所に向かって

「喰うもんもってこい」
「酒あっためろ」
「おまえは本当に使えんな」

「俺の財布がないぞ（夫に）おまえの嫁は手癖が悪いなあ」
「料理も下手だなあ、御節作りなおせよ」

「酒ないぞー気がきかねえなあ」
「泥棒が作ったんだから下品な味がするのよきっと」
「仕方ないわよね、育ちが違うからねー」

他延々と騒ぐ義実家のエンドレス3時間を30分に凝縮。
台所に徳利投げて割れる音とか、ウトの
「向こう（寝室）行け！」等もばっちり収録。

私は居間に入れず、入り口で
トメやコトメに持ってきたものを渡すだけなので
手しか映ってませんが。

去年のだけど、一応「2007」って入れたしいいか。
今年の映像はさっき見たら、軽く阿鼻叫喚だった。
からしきんとん食べてトメひっくり返ってたし。

おそらく私の悪口三昧で正月を過ごし、
月曜から仕事だしボクもそろそろ帰るからね、
晩ご飯用意しておいてね、と
呑気なメールを寄越したアホ旦那は、
冷えきった家で弁護士の電話番号を見つけ、
慌てているうちに義実家からの怒りの電話をもらい、
半泣きで「どうして？どうして？」と電話してきます。
本当にアホだ。

ウトメ達は「あんな嫁いらね」って言ってたらしいけど、
旦那一馬力になったら、
義実家への援助も出来ないの分かってないんだろうな。
家賃すら払えなくなるだろうから、
家族水入らずでつましく暮らせやと。

私は新居で、荷ほどきもほぼ終わり祝杯をあげています。
もっとぐだぐだ悩むかと思ったけど、
腹くくったら妙にすがすがしい。