俺をイジメてた首謀者が記憶喪失になったと。んで首謀者親が「思い出を語ってくれれば記憶が蘇るかも」と俺を召喚した。そんなに思い出を語ってほしいのか。ただし手出しはするなよ→
自分的にはちょっと過激なコミュニケーションだろうと思ってたが、進学先で思い出話として語ったら聞いてたゼミの教授まで真剣な顔で慰謝料を取れるレベルだとか言われてようやく自覚したのは我ながら間抜けだったと思う
ちょっと青あざになるほど殴られたとかプール授業で溺れさせられて救急車に乗ったとか笑って言えた自分のバカっぷりが恐ろしい
大学卒業後地元に戻って働いてたら、いじめの首謀者だった奴の親と名のる方から電話があり
「息子が事故で記憶喪失になった、高校の頃まではぼんやりと思い出せるのでその頃の知人に思い出を語ってもらえれば記憶が鮮明になるかもしれないので会ってやってくれないか」との事
正直新人でてんてこ舞いしてるしそいつのためとか冗談じゃないとか思ったが、そこで復讐のチャンスだ!とか思いなおして快諾
当日病室で親御さんに「何を言われても絶対に止めない、ただし俺は暴力を振るわない(振るったら即通報可)」で念書を書かせた
いぶかる相手を「社会人になったんで、一筆貰うとか憧れてたんですよ(笑)」とか満面の笑みで押し切った
で、こちらがわからない首謀者に向かって延々といじめをされたことへの恨みつらみを明るい口調で語り続けた
本人は俺を階段から突き落として今も片足に障害が残ってる話がいたく琴線に触れたようで、懸命に親に救いを求める視線を投げるがこちらはにっこり笑って話継続
親御さんも度々止めかけるが、念書をピラピラ振って黙らせた
会話の感触からして途中から記憶が戻った(もしくは記憶喪失自体が軽度か詐病)ようだったが、
延々と続く過去の悪行暴露(こちらが被害意識がなかったから親も学校も知らなかった筈)
あとで知ったが思い出話の語り合いに応じたのは俺だけという自身のぼっちぶり
そして親バレ世間バレした悪行の数々から逃げるように、そのままノイローゼか何かを発症して今も病院にいる
親御さんもいたたまれなくなってか地元から逃走
結局慰謝料は勿論のこと(これは面会の後で言われたが面倒なので拒否した)その日休んだ分の補償や交通費ももらえなかった(こっちは欲しかったw)けど俺的には長い便秘のクソが出たかのようにスッキリした話
乱文失礼しました
事故前からフリーターとかニートで良い機会だから記憶喪失って事で逃げてただけだったとか。で、結局また病気になったフリして現実逃避して病院にいるとか
親は他に誰もいなかったら多少怪しくても同級生だし頼んじゃう気がするね